シナブン山(読み)シナブンサン

デジタル大辞泉 「シナブン山」の意味・読み・例文・類語

シナブン‐さん【シナブン山】

Mount Sinabungインドネシアスマトラ島北部にある活火山。標高2460メートル。2010年におよそ400年ぶりに噴火し、2013年9月から再び活動が活発化している。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「シナブン山」の解説

シナブン山

インドネシア共和国のスマトラ島(北スマトラ州カロ県)にある火山。標高約2460メートル。インドネシアに127ある火山の一つで、火山活動の活発な断層である環太平洋火山帯に位置している。2010年8月に410年ぶりに噴火を開始し、13年9月から噴火が活発化、同年11月18日には噴煙の高さが8000メートルに及ぶ大噴火が発生した。14年1月初旬の1週間だけで220回噴火し、この時点で2万人以上が避難。同年2月には大規模な火砕流が発生し、17名が死亡している。15年6月4日、火山活動が急増したことを受け同国国家防災庁が警戒レベルを最高に引き上げ、3000人以上が避難した。

(2015-6-8)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android