ビーゴ(読み)びーご(英語表記)Vigo

デジタル大辞泉 「ビーゴ」の意味・読み・例文・類語

ビーゴ(Vigo)

スペイン北西部、ガリシア州の港湾都市リアス式海岸語源となった「リア」とよばれる細長い入り江ビーゴ湾の奥に位置する。同国有数の漁港を有し、工業も盛ん。スペイン王フェリペ4世が築いたカストロ城がある。国立公園に指定されたシエス諸島への玄関口にあたる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビーゴ」の意味・わかりやすい解説

ビーゴ
びーご
Vigo

スペイン北西部、ガリシア地方ポンテベドラ県の港湾都市。人口28万0186(2001)。リアス海岸の語源となったリアRiaとよばれる深い湾の南岸に位置する。古代から良港として知られ、19世紀後半に缶詰工業がおこり、港湾施設が整えられた。現在は自動車、造船などの工業も立地する。外航船の寄港する商港として重要であり、またスペイン有数の漁港でもある。遠洋タラマグロのほか、イワシを中心とした沿岸漁業がとくに盛んで、缶詰製造はスペイン全体の生産高の約半分を占める。1585、1589年、私掠(しりゃく)船長ドレークに攻撃された。1702年にはイギリス・オランダ連合艦隊にスペイン艦隊がこの地で敗れた。

田辺 裕・滝沢由美子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「ビーゴ」の解説

ビーゴ

ダイハツ工業が2006年から2016年まで製造、販売していた乗用車。5ドアの小型SUV。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android