レーウェンフク(英語表記)Leeuwenhoek, Antonie van

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レーウェンフク」の意味・わかりやすい解説

レーウェンフク
Leeuwenhoek, Antonie van

[生]1632.10.24. デルフト
[没]1723.8.26. デルフト
オランダの顕微鏡学者,博物学者。アムステルダムで織物商になったが,やがてデルフトに帰り顕微鏡製作に熱中。拡大率 40倍,さらに 160~270倍の単式顕微鏡をつくり,初めて赤血球の正確な記述細菌の絵などを残した。汚水,糞便中に微生物を発見。また,イヌの精虫,酵母菌,単子葉植物,双子葉植物,ノミ,アリなど多くの小生物を調べ,おもにこれをイギリスのロイヤル・ソサエティに報告 (全部で 375編) 。 1680年ロイヤル・ソサエティ会員。なお自作の顕微鏡は 400個以上といわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android