今井貞吉(読み)いまい さだきち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「今井貞吉」の解説

今井貞吉 いまい-さだきち

1831-1903 幕末-明治時代の殖産家,博物家。
天保(てんぽう)2年9月21日生まれ。土佐高知藩町方下横目をつとめ,のち堺で医師となる。大阪で岩崎弥太郎と土佐商会をおこし,明治初年帰郷後は共立社をつくり,和紙製造などで士族授産につくす。古銭を収集し,「古泉大全」30巻をあらわした。明治36年3月27日死去。73歳。号は風山,風山軒。名は「ていきち」ともよむ。

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朝日日本歴史人物事典 「今井貞吉」の解説

今井貞吉

没年:明治36.3.27(1903)
生年:天保2(1831)
幕末の土佐(高知)藩の下級吏僚。博物学者。一時,町方下横目となったことがある。古銭に関心持ち,趣味を兼ねた研究生活を送り,『古泉大全』30巻を完成

(井上勲)

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