住友政友(読み)すみとも まさとも

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「住友政友」の解説

住友政友 すみとも-まさとも

1585-1652 江戸時代前期の商人
天正(てんしょう)13年11月11日生まれ。住友家の家祖涅槃(ねはん)宗の僧となるが,宗派が衰退し天台宗に吸収されたため還俗(げんぞく)。京都で富士屋嘉休(かきゅう)と称し薬種・書籍商をいとなみ「往生要集」などを出版。慶安5年8月15日死去。68歳。越前(えちぜん)(福井県)出身。法名は文殊院空禅。著作に「法伝記」「遺誡」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の住友政友の言及

【住友家】より

…近世の商家。住友財閥の前身。住友家は,2代友以(とももち)が京都で銅商泉屋を興し,1620年代から大坂を本拠として銅の精錬・輸出と外国品の輸入という家業の基礎を固め,3代友信,4代友芳の時代に諸銅山の稼行,江戸・長崎出店の設置,両替・為替業へ進出して,隆盛期を迎えた。また事業上の担保として家屋敷数十ヵ所を所有するとともに質地の流れ込んだ山本新田などの田畑を経営し,幕末には別子銅山の近辺で飯米用の新田を開発した。…

※「住友政友」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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