唐韻(読み)トウイン(英語表記)Tang-yun

デジタル大辞泉 「唐韻」の意味・読み・例文・類語

とういん〔タウヰン〕【唐韻】

中国韻書。唐の孫愐そんめんの撰。751年成立。隋代の陸法言らの「切韻」を増訂したもの。一部分が現存する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「唐韻」の意味・わかりやすい解説

唐韻
とういん
Tang-yun

中国の韻書。唐の孫めん (そんめん) の著。5巻。中国語を韻によって配列し,反切 (はんせつ) によってその発音を示したもので,隋の陸法言の『切韻』を増訂した書の一つ。のち北宋の徐鉉によって,『説文解字』大徐本の反切に用いられたが,現在では完本は残っていない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android