四竹節(読み)よつだけぶし

精選版 日本国語大辞典 「四竹節」の意味・読み・例文・類語

よつだけ‐ぶし【四竹節】

〘名〙
四つ竹に合わせて歌う小唄の節。江戸時代承応一六五二‐五五)頃、長崎の人一平次が上方でうたい始めた。よつだけ。
洒落本・志羅川夜船(1789)西岸世界「しかし四つ竹ぶしがきかれねへでわるからう」
歌舞伎下座音楽の一つ。①を転用して貧民の場など世話物の幕明・出入りなどに用いる。よつだけ。
※歌舞伎・お染久松色読販(1813)序幕四つ竹節に変り道具留る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android