子養わんと欲すれど親待たず(読み)コヤシナワントホッスレドオヤマタズ

デジタル大辞泉 の解説

やしなわんとほっすれどおやたず

《「韓詩外伝」九から》子が成長して親に孝養を尽くそうと思うころには親はすでにこの世にない。風樹の嘆。
[類語]孝行のしたい時分に親はなし石に布団は着せられず木静かならんと欲すれども風止まず風樹の嘆

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精選版 日本国語大辞典 の解説

こ【子】 養(やしな)わんと欲(ほっ)すれど親(おや)(ま)たず

往生要集(984‐985)大文二「樹欲静而風不停、子欲養而親不待」 〔韓詩外伝‐巻九〕

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