宮古[市](読み)みやこ

百科事典マイペディア 「宮古[市]」の意味・わかりやすい解説

宮古[市]【みやこ】

岩手県東部の市。1941年市制。宮古湾に面し,東は三陸海岸中部に当たり,重茂(おもえ)半島が突出。閉伊(へい)川,津軽石川などの下流域を占める。山田線が通じ三陸鉄道北リアス線が分岐する市街は4万トン岸壁をもつ重要港湾宮古港を中心に発達。サンマ漁,サケ・マス遠洋漁業,水産加工が盛んで,耐火煉瓦肥料・金属製品工場もある。津軽石川は南部鼻曲りサケを産する。浄土ヶ浜【とど】ヶ崎(とどがさき),真崎があり,三陸復興国立公園探勝の中心でもある。2005年6月下閉伊郡田老町,新里村を,2010年1月下閉伊郡川井村を編入。東日本大震災で,市内において被害が発生。1259.15km2。5万9430人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報