コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

宮古湾 みやこわん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

宮古湾
みやこわん

岩手県東部,三陸海岸にあり,重茂半島(おもえはんとう)の閉伊崎と北岸の臼木半島の館ヶ崎にいだかれた湾。湾口の幅 4km,奥行 10km,北東に開かれた細長い湾である。南部鼻曲がりサケ漁で知られる津軽石川閉伊川が注ぎ,西岸宮古市の市街地がある。宮古港は天然の良港として知られ,古くから三陸沖の漁業基地として繁栄。湾内ではホタテガイやカキの養殖が行なわれる。重茂半島西岸は断層のため急崖をなし,対岸の浄土ヶ浜とともに三陸復興国立公園の中心をなす。2011年,東北地方太平洋沖地震に伴う津波により大きな被害を受けた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

みやこわん【宮古湾】

岩手県東部,陸中海岸のほぼ中央部にある湾。重茂(おもえ)半島北端の閉伊(へい)崎南西2kmの追切と西岸の臼木山半島の館ヶ崎を結ぶ線より南の海域で,湾口の幅4km,奥行き10km。西岸の宮古市街地には閉伊川の河口が開け,湾奥部には津軽石川が注ぐ。東側の重茂半島西岸には,北東から南西に走る約12kmのみごとな直線状の断層線が走っている。1869年(明治2)3月25日早暁,榎本武揚率いる旧幕軍の軍艦が,宮古港に入港した官軍艦船〈甲鉄〉と一戦をまじえた〈宮古湾海戦〉の舞台となった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本の地名がわかる事典の解説

〔岩手県〕宮古湾(みやこわん)


岩手県の陸中(りくちゅう)海岸中部にある湾。重茂(おもえ)半島に抱かれる。西岸の浄土ヶ(じょうどが)浜は陸中海岸国立公園を代表する景勝地。付近の蝋燭(ろうそく)岩・潮吹穴や、湾口に浮かぶクロコシジロウミツバメ生息地の日出(ひで)島は天然記念物に指定。ホタテガイ・ワカメ・コンブ・ノリの養殖が行われる。西岸に重要港湾の宮古港がある。2011年(平成23)3月の東北地方太平洋沖地震による津波では大被害を受けた。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

宮古湾
みやこわん

岩手県中東部、三陸海岸のほぼ中央にある、北に開いた湾口。重茂(おもえ)半島北端の閉伊(へい)崎と対岸の館(たて)ヶ崎を結ぶ線から南の海域で、湾口の幅約4キロメートル、南北約10キロメートル。西岸の中央に閉伊川が注ぎ、河口一帯は宮古港となっている。また南部の湾頭に津軽石川が注いでいる。湾口部の水深は約60メートル、中央部で約20メートル。湾内では定置網漁業のほか、ノリ、カキ、ワカメ、ホタテなどの養殖漁業が行われる。閉伊川右岸では港湾建設の埋立てが進み、海水浴場も藤ノ川を残すだけになった。[金野一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

宮古湾の関連キーワード陸中海岸国立公園岩手県宮古市宮古[市]宮古(市)箱館湾海戦三浦 功土方歳三赤塚源六崎山貝塚甲賀源吾三浦功ニコル潮吹穴日出蝋燭

今日のキーワード

桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す

《「史記」李将軍伝賛から》桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。徳望のある人のもとへは人が自然に集まることのたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

宮古湾の関連情報