幸斎(読み)こうさい

精選版 日本国語大辞典 「幸斎」の意味・読み・例文・類語

こう‐さい カウ‥【幸斎】

〘名〙 歌舞伎で用いる鬘(かつら)一種。髪をうしろになで下げた、老人かつら。「傾城酒呑童子」の茨木屋幸斎の役に用いたところからの名称

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「幸斎」の解説

幸斎 こうさい

?-? 江戸時代後期の陶画工。
嘉永(かえい)(1848-54)のころ近江(おうみ)(滋賀県)彦根藩窯の湖東焼で,金襴手(きんらんで)(金彩文様)の絵付けを担当した。もと飛騨(ひだ)(岐阜県)高山の僧とも京都の人ともいわれる。姓は岡。

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