デジタル大辞泉 「御上様」の意味・読み・例文・類語 おうえ‐さま〔おうへ‐〕【▽御上様】 「おうえ1」に同じ。おいえさま。おうえ。「―のおつかひものがなうてなるまい」〈天理狂・釣針〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「御上様」の意味・読み・例文・類語 おかみ‐さま【御上様】 〘名〙 (「さま」は接尾語)① 他人の妻を敬って呼ぶ語。※虎寛本狂言・花子(室町末‐近世初)「あの御かみ様は余のおかみ様と違いまして、殊の外わわしゅう御座りまするによって」② 千葉県安房郡あたりで家にまつる神。一般の神棚より低いところにまつり、供物も質素なものを好むという。[語誌]→「ごしんぞう(御新造)」の語誌 おのぼり‐さん【御上様】 〘名〙 (「さん」は接尾語) 見物などのために都会に出て来た田舎者をからかいぎみにいう語。おのぼり。※大阪の宿(1925‐26)〈水上滝太郎〉一三「酔月はおのぼりさんで賑って、何時も手不足で困って居たが」 おうえ‐さま おうへ‥【御上様】 〘名〙 =おうえ(御上)①※天理本狂言・釣針(室町末‐近世初)「御内に女が御ざらぬ、おうへ様のおつかいものがなふてなるまひ」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報