御崎(読み)おさき

日本歴史地名大系 「御崎」の解説

御崎
おさき

唐桑半島最先端の岬を御崎岬とよび、御崎と通称する。御崎神社が鎮座するため、尾崎おさきをとくに御崎と記すと伝える。大洋に向かって鋭く突出するこの岬の先端は、断崖岩礁奇景とその壮大な眺望で古くから知られ、とくに海の守神である御崎明神の鎮まる地として広く人々の信仰を集めてもきた。享保八年(一七二三)の五代藩主吉村の「海浜歴覧記」(続隣松集)に「まことに蒼海は雲につづきその果を知らず、こなたは陸よりなりいでたる島のいわかさなりたるに、宮居のあたりは松杉しげりあひて、東面にも岩たたみて見上げたり。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の御崎の言及

【赤穂御崎】より

…御崎とも呼ばれる。兵庫県赤穂市南東部,播磨灘に突き出た石英粗面岩からなる岬。…

※「御崎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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