デジタル大辞泉
「御平」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
お‐ひら【御平】
① 平椀
(ひらわん)をいう。身より蓋の方が大きく、
汁椀、
飯椀よりも大きくて平たいもの。また、平椀の中に盛った料理。
② 鯛をいう女房詞。
※
御湯殿上日記‐文明一二年(1480)四月二三日「はくの二位たる・御ひら二をけまいらする」
お‐たいら ‥たひら【御平】
〘名〙 (「お」は接頭語)
① 足をくずして、楽にすわること。「おたいらに」の形で人に楽にすわるようにすすめるときにいう。
② (「おたいらに」の形で) おだやかであること。平穏であること。事を荒立てないこと。
※黄色い鼠(1977)〈
井上ひさし〉一「
中尉どの、まあここはお平
(タイラ)に」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
おひら【御平】
➀平椀(ひらわん)。⇒平椀
➁鯛(たい)。◆女房ことば。
出典 講談社食器・調理器具がわかる辞典について 情報