日本触媒(読み)にっぽんしょくばい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本触媒」の意味・わかりやすい解説

日本触媒
にっぽんしょくばい

触媒と酸化技術が中心の化学会社。 1937年発足のヲサメ硫酸工業付属研究所を前身として,41年ヲサメ合成化学工業として設立された。 49年現社名に変更。同年無水フタル酸を 300t,67年には 5800tを生産。 53年ポリエステル樹脂を国産企業化,59年石油化学に進出し酸化エチレンなどを国産技術で製造開始。高吸水性樹脂などの精密化学品でシェア上位にある。 91年に日本触媒化学工業から現社名に変更。売上構成比は,基礎化学品 40%,精密化学品 37%,合成樹脂 11%,環境・触媒 12%。年間売上高 1601億 9000万円 (連結。うち輸出 35%) ,資本金 165億 2900万円,従業員数 2258名 (1999) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「日本触媒」の解説

日本触媒

正式社名「株式会社日本触媒」。英文社名「NIPPON SHOKUBAI CO., LTD.」。化学工業。昭和16年(1941)「ヲサメ合成化学工業株式会社」設立。同24年(1949)「日本触媒化学工業株式会社」に改称。平成3年(1991)現在の社名に変更。本社は大阪市中央区高麗橋。アクリル酸の世界的メーカー。高吸水性樹脂でも高いシェア。ほかに医薬品中間原料など。東京証券取引所第1部上場。証券コード4114。

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