涕涙(読み)ているい

精選版 日本国語大辞典 「涕涙」の意味・読み・例文・類語

てい‐るい【涕涙】

〘名〙 なみだ。また、なみだを流すこと。涕泗(ていし)
菅家文草(900頃)三・舟行五事「白頭已釣翁、涕涙満舟中
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三「流石の駒井先生も涕涙雨の如く」 〔晉書‐王裒伝〕

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デジタル大辞泉 「涕涙」の意味・読み・例文・類語

てい‐るい【×涕涙】

なみだ。また、なみだを流すこと。
[類語]血涙血の涙紅涙悲涙暗涙

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普及版 字通 「涕涙」の読み・字形・画数・意味

【涕涙】ているい

涙。〔晋書孝友、王褒伝〕襃、隱居して授す。三たび(め)され、七たび辟(め)されたるも、皆就かず。側に廬(いほり)し、旦夕常にに至りて拜し、柏に攀(よ)じて悲號す。涕樹にき、樹之れが爲に枯れたり。

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