渡辺重春(読み)わたなべ しげはる

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「渡辺重春」の解説

渡辺重春 わたなべ-しげはる

1831-1890 幕末-明治時代の国学者。
天保(てんぽう)2年3月10日生まれ。渡辺重蔭(しげかげ)の長男。重石丸(いかりまろ)の兄。定村直孝(なおたか),萩原広道,大国隆正らにまなび,のち平田篤胤(あつたね)の没後門人となる。明治4年豊前(ぶぜん)中津藩(大分県)藩校進脩館教授。のち広田神社,竜田神社などの大宮司をつとめた。明治23年5月9日死去。60歳。号は桜園,欽英書屋。著作に「古史伝拾遺」「豊前志」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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