災旱(読み)サイカン

デジタル大辞泉 「災旱」の意味・読み・例文・類語

さい‐かん【災×旱】

ひでりによる災害
三日の間小止をやみ無くして、―の憂へ永く消えぬ」〈太平記一二

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「災旱」の意味・読み・例文・類語

さい‐かん【災旱】

〘名〙 旱魃(かんばつ)によって起こる災害。ひでりのわざわい。旱災干害
※太平記(14C後)一二「湿雲油然として雨を降らす事国土に普(あまね)し。三日の間をやみ無くして、災旱(サイカン)の憂へ永く消えぬ」 〔後漢書‐桓帝紀〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「災旱」の読み・字形・画数・意味

【災旱】さいかん

ひでりの害。〔後漢書、桓帝紀〕(延熹九年春正月)己、詔して曰く、比連年)登(みの)らず、民多く窮(ききゆう)す。~其れ旱盜の郡は、租を收むること勿(なか)れ。餘郡は悉(ことごと)く入とせよ。

字通「災」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android