点化（読み）テンカ

デジタル大辞泉

てん‐か〔‐クワ〕【点化】

心などが改まり、変化すること。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

てん‐か ‥クヮ【点化】

〘名〙

① 従来のものを教化し改新すること。教え感化すること。

※日本風景論（1894）〈志賀重昂〉四「人性を点化し高邁にし神聖にするもの実に山岳に過ぐるなく山岳中特に『名山』に在りとす」 〔国老談苑‐巻二・賀蘭帰真〕

② あるものを別のものに変化させること。転化。

※博物学階梯（1877）〈中川重麗訳〉「此細胞は即ち滋養の土汁を吸収し之れを点化し以て〈略〉機力を有し」

③ 前人の詩文をふまえて、新たに趣向を加え、詩文を作ること。また、広く物事全般についてもいう。

※江戸繁昌記（1832‐36）初「洗染補綴、点化巧みに製し」 〔周必大‐己未二月十七日会同甲次旧韻詩〕

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【点化】てんか

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出典　平凡社「普及版 字通」