デジタル大辞泉
「異形」の意味・読み・例文・類語
い‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【異形】
[名・形動]普通とは違う怪しい形・姿をしていること。また、そのさま。「異形の者」
「樹木が―な姿を空に現わした」〈梶井・闇の絵巻〉
い‐けい【異形/異型】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
い‐ぎょう ‥ギャウ【異形】
〘名〙 (形動) 普通とは違った形やそのさま。あやしい姿、ようす。また、ばけもの・妖怪の類。いけい。
※霊異記(810‐824)下「
妙見菩薩、変化して異形を示し」
[語誌]「霊異記」では、
挙例のものや「異形を播
(ほどこ)す」(下)のように、単に異なる
姿形や不思議な現象そのものを意味しているが、平安末期の「
今昔物語集」では
天人や鬼共を形容する語として用いられて、異様な姿形をした
鬼畜のイメージと結びついていくようになったものと推察される。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「異形」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報