とう‐しょうがく ‥シャウガク【等正覚】
① (anuttara- samyak-saṃbodhi の
意訳) この上なくすぐれ、
真理に平等な全き
智慧。仏の備える智慧。
阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)。無上等
正覚。
※
正法眼蔵(1231‐53)
弁道話「これらの等正覚、さらにかへりて、したしくあひ冥資するみちかよふがゆゑに」
② (anuttara-samyak-saṃbuddha の意訳) 仏のこと。仏の
十号(じゅうごう)の第三。〔放光般若経‐一〕
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デジタル大辞泉
「等正覚」の意味・読み・例文・類語
とう‐しょうがく〔‐シヤウガク〕【等正覚】
仏語。
1 生死の迷いを去って、いっさいの真理を正しく平等に悟ること。仏の悟り。三藐三菩提。正等正覚。正等覚。
2 仏の悟りを得た者の尊称。三藐三仏陀。正等覚者。
3 真宗で、真実信心を得た位を往生が決定した正宗聚の位といい、その境地。
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