細谷源二(読み)ほそや げんじ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「細谷源二」の解説

細谷源二 ほそや-げんじ

1906-1970 昭和時代の俳人
明治39年9月2日生まれ。昭和8年口語短歌から俳句に転じ,「句と評論」(のち「広場」と改題)に入会,工場労働者の生活俳句を提唱した。16年新興俳句弾圧事件で検挙される。戦後北海道に移住し,24年「氷原帯」を創刊,主宰した。昭和45年10月10日死去。64歳。東京出身。本名は源太郎。別号に碧葉。句集に「鉄」「塵中」など。
格言など】鳥泣きながら木のてっぺんの木の旅行(辞世)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例