藤井斉成会有鄰館(読み)ふじいさいせいかいゆうりんかん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「藤井斉成会有鄰館」の意味・わかりやすい解説

藤井斉成会有鄰館
ふじいさいせいかいゆうりんかん

関西の財界人藤井善助が収集した殷から清にいたる中国美術品約 7000点を保存,展示するため,1926年 11月,京都市左京区岡崎円勝寺町に開館。『論語』の「徳は孤ならず,必ず鄰あり」より「有鄰館」と名づけられた。収蔵品には,国宝の『春秋経伝集解巻第二残巻・紙背双林善慧大士小録』 (唐) をはじめ,『河清三年銘・大石仏』 (北斉) ,『天龍山石窟第八洞仁王立像』 (隋) ,馬和之『毛誌大雅蕩之什図巻』 (宋) ほか,重要文化財9点を含む。

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日本の美術館・博物館INDEX 「藤井斉成会有鄰館」の解説

ふじいさいせいかいゆうりんかん 【藤井斉成会有鄰館】

京都府京都市にある美術館。大正15年(1926)創立。実業家藤井善助が収集した中国・東洋美術のコレクションを収蔵・展示する。国宝春秋経伝集解(しっかい)巻第二残巻などがある。
URLhttp://www.yurinkan-museum.jp/
住所:〒606-8344 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町44
電話:075-761-0638

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