藤原富士麻呂(読み)ふじわらの ふじまろ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原富士麻呂」の解説

藤原富士麻呂 ふじわらの-ふじまろ

804-850 平安時代前期の官吏
延暦(えんりゃく)23年生まれ。南家藤原真作(まつくり)の孫。承和(じょうわ)の変のとき,右近衛(うこんえの)少将として伴健岑(ともの-こわみね)らを逮捕。陸奥出羽按察使(むつでわあぜち)となり,従四位下にいたる。兵の心をよくとらえ,仁明(にんみょう)天皇に将の才があると評された。嘉祥(かしょう)3年2月16日死去。47歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例