費用曲線(読み)ひようきょくせん(英語表記)cost curve

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「費用曲線」の意味・わかりやすい解説

費用曲線
ひようきょくせん
cost curve

費用関数における生産量と費用の関係を曲線として示したもの。不変費の限界費用の性質により,生産量がある一定量に達するまでは逓減するが,その限度をこえると逓増する。短期費用曲線と長期費用曲線があり,後者前者包絡線として得られる。また費用曲線の接線の勾配軌跡としての限界費用曲線や,費用曲線と原点とを結んだ直線の勾配の軌跡としての平均費用曲線などを含めて広義の費用曲線ということがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android