遮水壁(読み)しゃすいへき

知恵蔵mini 「遮水壁」の解説

遮水壁

地下に浸透した汚染水の流れをせき止め、汚染水に含まれる公害汚染物質の流出を遮断するために地中設置する壁。材質には凍土粘土コンクリートなどがある。2011年3月に事故が発生した東京電力福島第一原子力発電所では、建屋地下水が流入して放射性物質を含む汚染水が増え続けており、13年7月、政府の汚染水処理対策委員会が東電に対し、凍土による遮水壁の設置を指示している。

(2013-9-20)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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