鍍金・滅金(読み)めっき

精選版 日本国語大辞典 「鍍金・滅金」の意味・読み・例文・類語

めっ‐き【鍍金・滅金】

〘名〙
① (古代仏像金めっきをするのに用いた金のアマルガム滅金(めっきん)と呼んだところから) 主に金属からなる固体表面を、他の金属の薄い膜でおおうこと。また、その薄膜電気めっき溶融めっき、真空めっきなどの方法があり、表面の美化やさび止め、強化などを目的として施す。ときん。めっきん。
高野山文書‐応永一八年(1411)九月二〇日・天野社造営料足結解状「金白代百文五枚宛〈き法師于手土居鼻其外少々めっきの為〉」
② (比喩的に) 実質の悪いのをとりつくろい、外面を飾りたててよくみせかけること。また、そのもの。てんぷら。
雑俳十八公(1729)「盛者必滅金はかなし姦佞者」

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