長駆(読み)チョウク

デジタル大辞泉 「長駆」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐く〔チヤウ‐〕【長駆】

[名](スル)
馬で長い距離を走ること。遠乗り
一気に長い距離を駆け抜けること。「一塁から長駆ホームイン
遠くまで敵を追いかけて行くこと。ながおい
「彼―してけつを犯さば、何を以て之をふせがん」〈露伴運命

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精選版 日本国語大辞典 「長駆」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐く チャウ‥【長駆】

〘名〙
① 遠い道のりを馬で走ること。とおのり。とおがけ。〔布令字弁(1868‐72)〕 〔戦国策‐斉策・宣王
② 遠くまで敵を追い続けること。ながおい。遠征
※山陽詩鈔(1833)八・関羽「北伐長駆不呉、髯公終被阿蒙愚」 〔宋史‐岳飛伝〕
③ (①から転じて) 長い距離を走ること。また、遠い道のりを行くこと。
※日本野球史(1929)〈国民新聞社運動部〉二A対一早軍惜敗す「遊撃ゴロ一塁に投ぜられたる間〈略〉長駆(チャウク)本塁を突きしが」

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普及版 字通 「長駆」の読み・字形・画数・意味

【長駆】ちよう(ちやう)く

遠く馬を走らせる。〔史記、秦紀〕徐偃王、亂を作(な)す。、繆(穆)王のと爲り、長驅してに歸る。一日千里にして、以て亂を救ふ。

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