題額(読み)ダイガク

デジタル大辞泉 「題額」の意味・読み・例文・類語

だい‐がく【題額】

額に漢詩などを書くこと。また、その額。
寺号氏名などを記して戸口や門などに掲げた額。

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精選版 日本国語大辞典 「題額」の意味・読み・例文・類語

だい‐がく【題額】

〘名〙
① 額に詩文を書くこと。また、その額。
※戊辰物語(1928)〈東京日日新聞社会部〉維新前後「松平容保の題額(ダイガク)で、軍医総監松本順が書いた〈略〉『殉節両雄之碑』(近藤土方両氏)には」
② 氏名・寺号・山号庵号などを書いて門口や戸口にかけた額。
本朝続文粋(1142‐55頃)一・参安楽寺詩〈大江匡房〉「題額金字、下乗当路岐

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普及版 字通 「題額」の読み・字形・画数・意味

【題額】だいがく

額に題書する。〔尚書故実〕(智)永、(さき)に興の永寺にむ。積年書を學び、~人來(きた)りて書を覓(もと)め、竝びに題額を市の如し。

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世界大百科事典(旧版)内の題額の言及

【石碑】より

…円首,圭首ともに碑身の上部中央に円孔を貫通させ,これを穿(せん)とよぶ。穿の上部に碑の表題を篆書(てんしよ)で刻り,これを篆額,題額あるいは碑額という。碑文は穿以下に隷書で刻り,ときには方格の罫を刻ったり,碑身の周囲に各種の文様を浮彫するものもある。…

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