デジタル大辞泉
「麦秀」の意味・読み・例文・類語
ばく‐しゅう〔‐シウ〕【麦秀】
《「秀」は穂、また穂を出す意》麦の穂がのびること。
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ばく‐しゅう ‥シウ【麦秀】
〘名〙 (「秀」は麦の穂のこと。また、穂ののびているさま。
中国、殷の
紂王をいさめてきき入れられなかった
箕子が、国が滅んだ後、
旧都のあとを通り、そこに麦が生えているのを見て悲しんで詩を作ったという「
史記‐宋微子世家」の
故事による語)
亡国の悲しみ。また、国の滅んだ跡。世の移り変わりを嘆くたとえ。→
黍離(しょり)。
※康頼宝物集(1179頃)上「
毛詩と云文には、荒たる所には麦秀とて畠に喩て申たるも」 〔
向秀‐思旧賦〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「麦秀」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報