出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
…塩徒には専売塩の運搬船の船員,正規の塩商が裏で密売をするものから,仗頭と呼ばれる首領に率いられ結会拝盟した数百人の官憲に対抗する集団までさまざまな形がある。唐末の黄巣以後,王朝末期の反体制運動の中核には塩徒が加わっているのが常である。塩法【梅原 郁】。…
…当時専売品であった塩の密売を業とし,874年ころ飢饉に乗じて山東・河南の省境地方で挙兵,大将軍と名のった。ついで黄巣らも加わって諸州を攻撃略奪し,いわゆる黄巣の乱が始まった。しかし唐朝の誘いに応じて投降しようとしたことから黄巣と不和になり,これとたもとを分かって江北一帯を転戦したが,黄梅(湖北省黄梅県)で唐軍に敗れて殺された。…
…黄河・淮河・長江(揚子江)と大運河とが交わる地域は,専売品である茶・塩の密売人や亡命軍人など反政府勢力が暗躍し,浙江の裘甫(きゆうほ)の乱,徐州の龐勛(ほうくん)の乱などの地域的反乱をひき起こした。こうした情勢が全国的な暴動と化したのが,黄巣の乱である。 指導者黄巣は塩の密売を生業とする俠客で,科挙試験に失敗して腐敗した唐朝への反逆の意志を強めたといわれる。…
…政治上の不公平に反抗する民間からの運動も,しばしば平均思想を根拠とした。ことに私有財産制の深まった唐末以後には,王仙芝や黄巣が〈平均(均平)大将軍〉と名のり,北宋の王小波が貧富の均等化を目標とするなど,民衆反乱のスローガンとなった。宋以後の国家もくりかえし〈均税〉〈均役〉などを実行して,富力と税役額の対応化につとめた。…
※「黄巣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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