アカヒレタビラ(その他表記)Acheilognathus tabira erythropterus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アカヒレタビラ」の意味・わかりやすい解説

アカヒレタビラ
Acheilognathus tabira erythropterus

コイ目コイ科の淡水魚。体長 7cm。体は側扁し,口角には一対の口ひげがある。近縁亜種のシロヒレタビラとは,雄の婚姻色が異なる。4~6月の産卵期の雄は尻鰭の外縁部が赤く(シロヒレタビラでは白色),背鰭腹鰭尾鰭,尾柄にも赤色部がある。関東東北地方中部地方の日本海側に分布する。

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世界大百科事典(旧版)内のアカヒレタビラの言及

【タナゴ(鱮)】より

…対象魚を釣人はマタナゴとオカメタナゴとに大別しているが,このような和名の魚は存在しない。マタナゴとは体の細長いグループで,大部分はヤリタナゴ,それに少数のタナゴ(和名)とアカヒレタビラA.tabiraが含まれる。オカメタナゴとは体高の高いグループを指し,第2次世界大戦前はゼニタナゴのことであったが,戦後は移殖種のタイリクバラタナゴR.ocellatus ocellatus(イラスト)がこれに入れ代わっている。…

※「アカヒレタビラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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