デジタル大辞泉 の解説 アギオス‐ディミトリオス‐きょうかい〔‐ケウクワイ〕【アギオスディミトリオス教会】 《Agios Dimitrios/Άγιος Δημήτριος》ギリシャ北部の港湾都市テッサロニキの市街中心部にあるギリシャ正教の教会。テッサロニキの守護聖人ディミトリオスが殉教した場所に、5世紀に建造。1916年に火災に遭ったが、焼け残った資材を利用して再建された。祭壇下のクリプト(地下室)にはディミトリオスが幽閉された古代ローマ時代の浴場の遺構が残る。同国最大級のバシリカ式聖堂であり、初期ビザンチン建築の代表例として知られ、1988年に「テッサロニキの初期キリスト教とビザンチン様式の建造物群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 の解説 アギオスディミトリオスきょうかい【アギオスディミトリオス教会】 ギリシア北部、中央マケドニア地方の中心都市テッサロニキ(Thessaloniki)にある、ギリシア正教会の教会堂。バルカン半島では最も歴史の古い式教会堂の一つである。テッサロニキで生まれた聖ディミトリオスに捧げられた聖堂として、4世紀初頭から建設が始まったといわれる。その後7世紀と1917年に火災で焼失した。現在の建物は1948年に修復・再建されたもので、ビザンチン様式が融合した、ギリシア最大の初期キリスト教(バシリカ様式)の建物になっている。1996年、世界遺産に登録されている。◇アギオスディミトリオス聖堂(教会)は、東ローマ帝国やギリシア正教会の影響下にあった各地にある。なお、この建物は世界遺産(テッサロニキの初期キリスト教とビザンチン様式の建造物群)の一部となっている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報