アストロマイシン

化学辞典 第2版 「アストロマイシン」の解説

アストロマイシン
アストロマイシン
astromicin

C17H35N5O6(405.49).ホーチマイシンA(fortimicin A)ともいう.Micromonospora olivasterosporaが産生するアミノ配糖体抗生物質白色の粉末.分解点200 ℃.+87.5°(水).グラム陽性球菌およびグラム陰性桿(かん)菌に有効な化学療法剤として臨床に使用されている.細菌リボソームに作用し,タンパク質合成を阻害し,殺菌的に作用する.腸管からの吸収が悪く,筋肉注射または点滴静注する.腎毒性,聴覚毒性がアミノ配糖体抗生物質のなかでもっとも低い.β-ラクタム系,ほかのアミノ配糖体抗生物質と交差耐性を示さない.硫酸塩はLD50 380 mg/kg(マウス,静注)[CAS 55779-06-1][CAS 72275-67-3:二硫酸塩]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む