アニリン点(読み)アニリンテン

化学辞典 第2版 「アニリン点」の解説

アニリン点
アニリンテン
aniline point

石油製品と同体積のアニリンを混合し,互いに溶け合う下限の温度をいう.石油のアニリン点は,芳香族,ナフテン,パラフィンの順に高くなるので,これにより試料の炭化水素組成の概要を推定することができる.また,ディーゼル指数の算出などに使用される.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アニリン点」の意味・わかりやすい解説

アニリン点
あにりんてん
aniline point

炭化水素または炭化水素の混合物がアニリンと完全に溶け合って均一な溶液をつくるために必要な最低温度をいう。同じ系列の炭化水素では、分子量が近い(したがって沸点も近い)ほどアニリン点が接近しているが、他の系列のものはずっと離れたアニリン点をもつ。そのため、ある未知の炭化水素の属する系列を決めるのにアニリン点の測定が利用される。

[戸田源治郎]

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