日本大百科全書(ニッポニカ) 「アバチンスカヤ火山」の意味・わかりやすい解説 アバチンスカヤ火山あばちんすかやかざんАвачинская сопка/Avachinskaya sopka ロシア連邦東部、カムチャツカ半島南東部、ペトロパブロフスク港の北東方にそびえる円錐(えんすい)形の活火山。標高2751メートル。溶岩は安山岩、玄武岩。1737~1945年に13回噴火。1926年の大噴火は、ソ連科学アカデミー(現ロシア科学アカデミー)によるカムチャツカ半島諸火山の組織的調査の端緒となった。爆発型噴火。溶岩流、熱雲、泥流も生じやすい。近くは1991年に噴火し、火山泥流がペトロパブロフスクの近くにまで達した。[諏訪 彰][参照項目] | カムチャツカ半島 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例