アビウ(読み)あびう(その他表記)abiu

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アビウ」の意味・わかりやすい解説

アビウ
あびう
abiu
[学] Pouteria caimito (Ruiz et Pavon) Radlk.

アカテツ科(APG分類:アカテツ科)の常緑樹で高さ数メートル。ペルー、エクアドル東部原産で、ペルーやブラジル果樹として栽培される。葉は長楕円(ちょうだえん)状で、倒卵形ないし倒披針(ひしん)形、長さ約15センチメートル、全縁で表面は平滑で革質。花には短い柄があり、数個が葉腋(ようえき)に群生する。花冠は浅く4裂し筒状子房には長軟毛がある。果実は卵状楕円形または球形で、高さ約8センチメートル、黄色に熟し、多汁で甘い。中に2~3個の長楕円形の大きな種子がある。

[飯塚宗夫 2021年3月22日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む