ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説
アフメット・ベフィク・パシャ
Ahmet Vefik Paşa
[没]1891.4.2. イスタンブール
オスマン帝国末期の政治家,学者。パリ留学後,役人となった。駐イラン大使,駐フランス大使,内務大臣,文部大臣を歴任。 1877年初めて開かれた国会の議長となり,大宰相を2度つとめた (1878,82) 。憲政や自由思想に反対する政治家であったが,ブルサに劇場を創設し,みずから劇を監督するなど文化面での評価が高い。また,数ヵ国語にすぐれ,余生は辞典の編集や,数多くの歴史,文学の翻訳を行なった。代表作『オスマン語辞典』 Lehçe-i Osmânî (76) 。
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