現代外国人名録2016 「アメリーノートン」の解説
アメリー ノートン
Amélie Nothomb
- 職業・肩書
- 作家
- 国籍
- ベルギー
- 生年月日
- 1967年8月13日
- 出生地
- 兵庫県神戸市
- 受賞
- アカデミー・フランセーズ小説大賞(1999年度)「畏れ慄いて」
- 経歴
- ベルギーの由緒ある名門貴族の家系で、父は外交官。日本の神戸市で生まれ、5歳まで兵庫県で育つ。その後、父の転勤に伴って中国、ビルマ、バングラデシュなどアジア各地を転々とし、17歳で母国に戻り、本格的に執筆活動を始める。大学では比較文学、古典ギリシャ語などを学んだ。23歳で再び来日し、大手商社に1年間勤務。帰国後の1992年、処女作「殺人者の健康法」でフランス文壇にデビュー、センセーショナルな話題を呼び、’93年2つの新人賞を受賞。ドイツ、オランダ、スペインなど12ケ国で翻訳される。’99年11月日本でのOL体験をもとに日本企業の内幕を描いた自伝的小説「畏れ慄いて」を出版、フランスとベルギーでベストセラーとなり、アカデミー・フランセーズの小説大賞を受賞。2000年日本での幼少体験をテーマにした「チューブな形而上学(メタフィジック)」を発表、ゴンクール賞の最終候補となる。辛辣でブラックユーモアに満ちた小説世界を特徴とする。他の著書に「午後四時の男」「幽閉」「愛執」などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報