現代外国人名録2016 「アモスオズ」の解説
アモス オズ
Amos Oz
- 職業・肩書
- 作家,平和運動家 ベングリオン大学教授
- 国籍
- イスラエル
- 生年月日
- 1939年5月4日
- 出生地
- エルサレム
- 本名
- Klausner,Amos
- 学歴
- ヘブライ大学卒,オックスフォード大学卒
- 受賞
- ビアリク賞〔1986年〕,イスラエル賞〔1998年〕,ゲーテ賞〔2005年〕,アストゥリアス皇太子賞〔2007年〕,ダン・デービッド賞〔2008年〕,ハインリッヒ・ハイネ賞〔2008年〕,プリーモ・レーヴィ賞〔2008年〕,シュテファン・ハイム賞〔2008年〕,フランツ・カフカ賞〔2013年〕
- 経歴
- 両親はロシアからの移民。14歳で家を出てキブツ(農業共同体)に入り、高校を卒業。1959年に軍隊に入る。2年半の兵役を終えてエルサレムのヘブライ大学に学び、卒業後はキブツの学校で文学と社会学を教える。’67年の六日間戦争、’73年のヨム・キブール戦争に従軍。カリフォルニア大学、ボストン大学で教鞭を執った後、ベングリオン大学教授。’65年に発表した処女短編集「ジャッカルが吠えるところ」が注目を浴び、’68年包囲状態のエルサレムを舞台にした長編「わたしのミハエル」はイスラエルの主要な文学賞を受賞するなど、国外内で大きな反響を呼ぶ。作品は日本語、英語など約30の言語に翻訳されており、現代イスラエルを代表する作家の一人。他の著書に小説「スムヒの大冒険」(1978年)、「ブラックボックス」(’87年)や、エッセイ「イスラエルに生きる人々」(’83年)、「贅沢な戦争―イスラエルのレバノン侵攻」(’87年)、「現代イスラエルの預言」(’94年)、「わたしたちが正しい場所に花は咲かない」(2006年)などがある。イスラエルの平和運動団体、シャローム・アクシャヴ(今こそ平和を)の創設メンバーとして長年平和活動に取り組み、中東をめぐる社会評論でも国際的に知られる。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報