あらあら(読み)アラアラ

デジタル大辞泉 「あらあら」の意味・読み・例文・類語

あら‐あら

[感]感動詞あら」を重ねた語》感動したり驚いたりしたときに発する語。多く女性が使う。「あらあら、こんなに泥んこになって」
[類語]まあオーマイゴッドなんともはやおやおやおやまあおやあららあらあらまあなんとわあ

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関連語 実例

精選版 日本国語大辞典 「あらあら」の意味・読み・例文・類語

あら‐あら

  1. 〘 感動詞 〙 意外なことなどに驚いて発することば。現代では主として女性が用いる。ああああ。
    1. [初出の実例]「辛うじてかいすゑてやるに、北の方『あらあら』とまどひ給へば、ねりつつやる」(出典:落窪物語(10C後)二)
    2. 「鬼『さらば吸ふ吸ふ』と云(いふ)時に、聟、顔をかかへて、『あらあら』といひて、ふしまろぶ」(出典宇治拾遺物語(1221頃)九)

あらあらの補助注記

落窪物語」の例については、「車の走らせかたが荒々しい」と言っていると見る説もあるが、「宇治拾遺物語」の例を合わせ考えれば感動詞と見るほうが妥当と思われる。

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