アランフエス宮殿(読み)アランフエスきゅうでん(その他表記)Aranjuez

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アランフエス宮殿」の意味・わかりやすい解説

アランフエス宮殿
アランフエスきゅうでん
Aranjuez

スペイン,マドリード近郊のアランフエスに 16世紀中期,フェリペ2世によって構想された離宮。宮殿の設計には V.トレドとその弟子 J.エレラがあたった。ブルボン朝時代に改装され,幾度も火災にあったが,18世紀後半に F.サバティーニが翼廊を加え,現在の姿を整えた。宮殿はフランスのベルサイユ宮殿を範とし,宮殿に付属する広大な庭園「島の庭」 (タホ川の中の島に営まれたことから命名) と碁盤目状の街路をもつ方形の宮廷都市,王宮前の広場から放射状に延びる並木道などが計画された。 18世紀にはさらに広大な「王子の庭」が付け加えられた。宮殿のあるアランフエスは 2001年世界遺産の文化遺産に登録。

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