20世紀西洋人名事典 「アランベイツ」の解説
アラン ベイツ
Alan Bates
1934.2.17 -
俳優。
ダービー州アレストリー生まれ。
父はチェロ奏者、母はピアニスト。ハーバート・ストラット・グラマー・スクールに入学し、初舞台は11歳の時で、学校演劇の「King John」でのアーサー王。RADAを卒業後、ミッドランド劇団を経て、ロンドンの前衛劇団イングリッシュ・ステージ・シアターに参加し、18ヶ月のロングランとなった「怒りをこめて振り返れ」にクリフト役で出演。さらに「The Caretaker」に主演し、好評を得た。映画デビューは1960年「The Entertainer」。’62年主演で「或る種の愛情」に出演しイギリス・シネマの代表的スターとなった。’75年イヴニング・スタンダード紙の最優秀男優賞を舞台「Otherwise Engaged」で獲得。ヴィクトリア・ウォードと結婚し、双子の息子達がいる。他の作品に「ローヤル・フラッシュ」(’75年)、「結婚しない女」(’77年)等がある。
アラン ベイツ
Alan Bates
プロデューサー。
元・英ポリドール国際部重役。
英ポリドールの国際部重役を経て、1971年ブラック・ライオン/フリーダムを設立し、バト・パウエル、デクスター・ゴードンのメインストリームやアルバート・アイラーらアバンギャルドなどこれまでに収集した音源、原盤のLP化および再発を開始した。その後バーニー・ケッセル、アーチー・シェップらに至る幅広いミュージシャンの新録を発表。’70年代半ばには旧ストリービル原盤を手に入れ、大半を日本のトリオと連携して復刻。’87年以降は新たに買収したキャンディド原盤のCD化を徳間音工とともに進めている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報