アルカリ骨材反応(読み)アルカリコツザイハンノウ(その他表記)alkali-aggregate reaction

デジタル大辞泉 「アルカリ骨材反応」の意味・読み・例文・類語

アルカリ‐こつざいはんのう〔‐コツザイハンオウ〕【アルカリ骨材反応】

コンクリートに含まれるアルカリ性水溶液骨材中の成分化学反応を起こし、その生成物膨張によってコンクリートがひび割れを起こしたり、劣化したりする現象

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最新 地学事典 「アルカリ骨材反応」の解説

アルカリこつざいはんのう
アルカリ骨材反応

alkali-aggregate reaction

セメント中のアルカリと骨材に用いた岩石中のシリカ成分との間で起こるアルカリ・シリカ反応が主たる現象。このほかにアルカリ炭酸塩反応もある。アルカリ・シリカ反応では,化学反応の際に骨材表面に生じた珪酸ナトリウムが周囲から水を吸収して膨張することで,膨張圧やセメントペーストの水圧変化が発生し,コンクリートの膨張・破壊を導く。反応する鉱物火山ガラス・玉随・トリディマイト・クリストバライト・隠微晶質シリカ・波動消光を示す石英などが知られている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アルカリ骨材反応」の意味・わかりやすい解説

アルカリ骨材反応
アルカリこつざいはんのう
alkali-aggregate reaction

セメントと骨材 (砂,砂利など) に水を加えて練り混ぜて硬化したコンクリートにおいて,アルカリ成分とシリカ成分の間で起こる化学反応。反応生成物であるガラス類似の物質水分を吸収すると膨張し,コンクリートがひび割れて欠け落ちることさえある。原因は,川砂利に代わってシリカ分が多い岩の砕石塩分を含む海砂利が使われるためと考えられる。 1977年に阪神高速道路橋脚で見つかったひび割れが,各地のビルや道路・鉄道の高架でも見つかって社会問題となった。ひび割れ部分に樹脂塗布・注入して補修するが,根本的な補修法は知られていない。

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