20世紀西洋人名事典 「アルマンドオーグ」の解説
アルマンド オーグ
Armand Hoog
1912 -
評論家,小説家。
戦前、戦後を通じて、エジプト、ストラスブール大学、アメリカでフランス文学を教えているが、第二次大戦では従軍し、ドイツ軍の捕虜となる。そのシレジア捕虜収容所で書いたものが評論集「シレジアでの文学」(1944年)でフランス文学を代表する作家スタンダール、ボードレール、シーヌなどを取り上げ、作家の自我の問題を論じている。ほかに1948年にサント・ブーヴ賞を受賞した小説「事故」(’47年)は心理分析と推理小説を組み合わせた作品である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報