アンテラミ(その他表記)Antelami, Benedetto

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンテラミ」の意味・わかりやすい解説

アンテラミ
Antelami, Benedetto

[生]1150頃
[没]1230頃.パルマ
イタリア・ロマネスクの代表的彫刻家,建築家。ロンバルディア出身。おもにパルマで活躍。代表作パルマ大聖堂の浮彫キリスト降架』 (1178) にはフランスのプロバンスの影響がみられるが,その後のボルゴ・サン・ドニノ聖堂のファサードを飾る『ダビデ像』や『エゼキエル像』の作風にはフランス初期ゴシックへの接近がみられる。建築の分野ではパルマの洗礼堂 (96~1216頃) ,ベルチェリの聖アンドレア聖堂 (創建 19,献堂式 25) がある。彼の作風は 13世紀のゴシック期北イタリア彫刻に影響を及ぼした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンテラミ」の意味・わかりやすい解説

アンテラミ
あんてらみ

アンテーラミ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android