アンディジャン

百科事典マイペディア 「アンディジャン」の意味・わかりやすい解説

アンディジャン

ウズベキスタン都市漢字では安集延。綿花生産の中心付近石油天然ガスを産出する。14―15世紀を通じてフェルガナの中心都市として栄えた。1898年,ロシア軍兵営に対して約2000人のイスラム教徒が蜂起した,〈アンディジャン蜂起事件で知られる。2005年5月,カリモフ政権に対する大規模な抗議行動が起こった。36万8300人(2009)。
→関連項目ウズベキスタン

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンディジャン」の意味・わかりやすい解説

アンディジャン
あんでぃじゃん
Андижан/Andizhan

中央アジア南東部、ウズベキスタン共和国の都市。中国資料では安集延。フェルガナ盆地南東部の要衝で、人口32万3900(1999)、43万3901(2019推計)。付近は綿花栽培が盛んであり、また石油と天然ガスの産地としても知られる。農業機械、綿花精製その他の工場ほか、教育、文化の施設もそろっている。シルク・ロード上の要衝として、中国のカシュガルと古くから深い関係にあった。住民は中国人によって安集延回子とよばれ、商魂のたくましさで知られた。

[加藤九祚]

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