20世紀西洋人名事典 の解説
アンドラーデ・J. カレーラ
Andrade J. Carrera
1903 - 1978
エクアドルの詩人,外交官。
農村出身で、マルセイユで女流詩人で外交官のガブリエラ・ミストラルの秘書を務める。初期にはフランスのロマン派や象徴派の影響を受ける、直接的で現実に目を向けた作品となった。作品は大胆ではっきりとした隠喩使いで、苦しみからの解放人間と自然との関係の回復、人類の連帯を追求し続けた。代表作に「全詩集」(’77年)、「世界の索引―1932〜49年」等の選集、日本でも俳句風の作品で構成した「ミクログラマス」(’40年)を出版している。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報