アンドレアス=ザロメ(その他表記)Andreas-Salomé, Lou

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンドレアス=ザロメ」の意味・わかりやすい解説

アンドレアス=ザロメ
Andreas-Salomé, Lou

[生]1861.2.12. ペテルブルグ
[没]1937.2.5. ゲッティンゲン
ドイツの女流作家。ロシアの将軍の娘で,チューリヒ大学に学んだ。ニーチェリルケと親しく,特にニーチェとは一時は結婚まで進んだが破れた。ニーチェの生涯でザロメ体験として有名。ザロメも『作品に表われたニーチェ』 Ffriedrich Nietzsche in seinen Werken (1894) を書いた。リルケの『ドゥイノの悲歌』はザロメに捧げられた。フロイトとも学問上の交際があり,小説,随筆,心理学の論文などを書いた。 1887年ドイツ人の東洋学者 F.K.アンドレアスと結婚。主著『リルケ』 Rainer Maria Rilke (1928) ,『フロイトへの感謝』 Mein Dank an Freud (31) 。

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改訂新版 世界大百科事典 「アンドレアス=ザロメ」の意味・わかりやすい解説

アンドレアス・ザロメ
Lou Andreas-Salome

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世界大百科事典(旧版)内のアンドレアス=ザロメの言及

【ザロメ】より

…多くの思想家や文学者たちとの多彩な知的交流と,奔放な恋愛で知られるロシア人女性。正しくはアンドレアス・ザロメ。サンクト・ペテルブルグの貴族の家に生まれる。…

※「アンドレアス=ザロメ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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