20世紀西洋人名事典 「アンドレシュアレス」の解説
アンドレ シュアレス
André Suarés
1868.6.12 - 1948.9.7
フランスの文芸評論家。
ブーシュ・デュ・ローヌ県生まれ。
本名フェリックス シュアレス。
筆名イブ・スカントレル,カエルダル,セイプセ。
ユダヤ人で、教授の資格取得に失敗し、文筆活動に専念するようになる。人間の苦悩や悲惨、死を芸術創造にまで高め、「偉大性」というテーマで捉えた「傭兵隊長の旅」や「私の兄の死について」(1904年)などの代表作を持つ。その他の著作にドストエフスキー、パスカル、イプセンを批評的肖像として描いた「3人」(’13年)やヒトラーを扱った「ヨーロッパの展望」(’39年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報